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評価:
宇仁田 ゆみ
祥伝社
¥ 980
(2006-05-19)
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このお話は、主人公のお母さんのお父さんが亡くなり、
お葬式をあげているところから始まります。
久しぶりに帰省した主人公に、寝耳に水の事態が巻き起こります。
『この度亡くなった、自分のおじいさんが、隠し子を作っていた』
その子供の名前は『りん』と言います。
そして、叔母に当たる彼女(でもまだ一桁の年)が、
実は葬式のために集まった親戚から歓迎されてない事を悟る主人公は『大吉』。
この二人が、紆余曲折を経て、二人暮しをする事になります。
そして、その暮らしの前哨戦が書かれているのが、この1巻です。
序盤、無表情で全く笑わない『りん』が、少しづつ『大吉』に向かって
心を開いていくさまを見るのは楽しいです。
あと、独身で、しかも少し女嫌い入っている、
慣れない男の人の育児の、悪戦苦闘っぷりも
ほのぼのした気分に浸りたい人に、オススメの作品です。
そして、顔が怖いのに、珍しくその男っぽい性格を見て
大吉の事を好きになった私にも、幸あれ(謎)